Alsaceについて

アルザスについて

アルザス地方はフランス北東部、ライン川を挟んでドイツとの国境に位置します。
バ・ラン県(Bas Rhin)とオ・ラン県(Haut Rhin)の2つの県からなり、独特な言語、アルザス語が話されています。
窓辺にゼラニウムが飾られたColombage 様式(木組み)の美しい家々が並ぶ村、遥かに広がるブドウ畑の上をアルザスのシンボルでもあるコウノトリが飛ぶ風景は、まさに絵本の世界のように美しく訪れる人を魅了します。

また、民族衣装も魅力的です。頭にはボウと呼ばれる大きなリボン、白いブラウスに黒のベストや胸飾り、ギャザースカートに長いエプロン、そして木靴を履きます。リボンとスカートは黒と赤の2色あり、かつてはプロテスタントとカトリックを示していました。


アルザスの美食について アルザス地方と聞いて、まず思い浮かべるのは白ワイン。
北にも南にもワイン街道があります。アルザス特有のブドウから作られる代表的な品種として、リースリング、ミュスカ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ジルヴァネール、ゲヴュルツトラミネールなどがあります。

アルザス郷土料理の代表的なものとして、酢漬けのキャベツを使ったシュークルート、各家庭で陶器の鍋に材料を仕込み、パン屋の捨て火で焼いてもらった事から名のついたベッカ・ホッフ、薪窯で焼かれる薄焼きのタルト・フランベなどがあります。

アルザス地方では、年間行事(公現祭、謝肉祭、復活祭、母の日、収穫祭、クリスマスなど)にあわせてさまざまなお菓子やパンが作られています。
その中でも、特にクリスマスはアルザス人にとって最も重要なお祭りです。
12月6日の聖ニコラウス(サン・ニコラ)の祝日には、<マナラ>(男の子)と呼ばれる、子供の形をしたパンが作られ、子供たちに配られます。聖ニコラウス(サン・ニコラ)が塩漬けにされた3人の子供を救った事から、子供の守護聖人として語り継がれています。
12月初旬には(早いところでは11月末)各地でマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)が開かれ、Chaletと呼ばれる小屋が軒を連ねます。ヴァン・ショー(ホットワイン)で体を温めながら、クリスマスに必要なものを買い求める人々で、街は夜遅くまで賑わいます。
クリスマスの時期に作られるパンやお菓子の代表的なものとして、Kougelhopf alsasien(クーゲルホフ・アルザシアン)、stolle de Noël(クリスマスのシュトーレン)、Crémantaise(クレモンテーズ)、Beerawecka(ベラベッカ)、Bredele(ブレッデル)、Pain d’épicesパン・デピスなどがあります。

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